刑務所

【朗報】ついに分類センターから逃げ出せる

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きつい分類センターの訓練を受けて1ヶ月が過ぎ体も慣れてきた頃、ついにその時は訪れました。

 

 

移送

通常、分類センターには個人差はありますが約3ヶ月いて訓練を受けることになっています。わたしが分類センターにいたときもみんな約3ヶ月で移送されていました。なので私もあと残り2ヶ月頑張ろうと思っていました。

 

移送される人はいきなり朝食後に工場の担当の親父に『今日は工場に行かないから』と言われて、移送されることを知ります。

 

その言い渡しを受ける曜日によってどの刑務所に行くのかが大体私たちには分かっていて、『姫路少年刑務所はかなりキツイらしく悪いヤツが集まっているらしい』とか、『佐賀少年刑務所にみんな大体行っている』とか、『美祢社会復帰促進センターは民間で緩いから行きたい』とか色んな話が飛び交っていて、懲役の情報収集能力はすごいなと感心していました。

 

私は『人間関係がめんどくさそうな姫路少年刑務所にだけは行きたくないな。美祢社会復帰促進センターに行けたらいいな。』と思っていました。

 

そんなある日の朝、いつも通り朝食を摂ったあと工場への出役準備をしていると急に工場の担当の親父が居室の前に来て『今日は工場行かないから他の刑務官の指示があるまで荷物を整理して待ってろ』と言ってきました。

 

いやこれはもう本当にビックリでした。私よりも分類センターに長くいる懲役もたくさんいましたし、まだ1ヶ月位しか訓練を受けていないので早すぎでした。

 

正直やっと分類センターの訓練にも生活にも慣れてきてこれから頑張ろうという時期でしたし、同世代の懲役たちと協力して苦しいながらも楽しくできてきた矢先のことだったので残念な気持ちもありました。

 

ただ分類センターよりもキツイ刑務所は無いので、ここよりも楽な受刑生活を送れるのは単純に嬉しかったです。この頃は感覚が麻痺していたと思います。振り返ると早く分類センターから移送されることができてよかったです。

 

予想外の移送の言い渡しから心の落ち着きを取り戻したあと、次に私の頭をよぎったのは移送先となる刑務所のことです。これから何年も受刑生活をすることを考えるとどこに移送されるかはとても重要です。

 

私が移送されることを言い渡された曜日は1番行きたくなかった姫路少年刑務所の日でした。姫路少年刑務所は犯罪傾向の進んだ受刑者が行く施設だったので私は行かないだろうと思っていたのですが、何年も詐欺をしていたことで犯罪傾向が進んでいると判断されてしまったみたいです。

 

実際に移送先が言い渡されるまでは半信半疑だったのですが、この日移送の準備で領置品の荷物をまとめている時に、明日の移送の交通手段を聞いたら新幹線と言っていたので佐賀少年刑務所は選択肢から消えたのでほぼ確信に変わりました。

 

実際に移送先が言い渡されるのは当日の移送される時です。そしてやはり姫路少年刑務所でした。私はやっぱりなと思いながらこれから行く姫路少年刑務所での生活について思いを巡らせていました。

 

 

移送の準備

刑務所では入退所する時に私物(自分の物)が紛失したということが起こらないように、1点1点刑務所の職員と確認しながら持ち物を検査・記録します。

 

持ち物は大きく刑務所の中で使える物と使えない物(領置品)2つに分けられます。

 

刑務所で使えるのは例外はありますが下着類、筆記用具、メガネ・コンタクトレンズ、書籍などで、使えない物は靴、普通の衣服、貴重品、刑務所の審査に引っかかった物などです。

 

荷物の多い受刑者はは時間がかかって大変です。これらのことを領置調べというのですが、刑務所が変わるたびにやらないといけないのでめんどくさいです。私の場合、書籍がとても多かったので重いし大変でした。

 

このように受刑者の物品の管理が大変なので、刑務所では私物と領置物ともに限度量が決められていて、この限度量を超えてしまうと不利益な処分を受けてしまいます。

 

 

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