未公開株の詐欺

未公開株詐欺をスタート

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暴走族OBの先輩に言われて、まず未公開株詐欺をやっているグループの責任者の人に会うことになりました。私はその暴走族OBの先輩たちがやっている詐欺グループの仕事をすると思っていたので、初めての詐欺なのに知らない人に囲まれてやることに、不安を感じていました。



緊張しながらも待ち合わせ場所まで行くと、怖そうな人を想像していたのですが、そこに現れたのは普通の30代後半のおっさんでした。話をしてみても普通に接してくれるので安心しました。そして、明日から来るように言われました。いよいよ私の詐欺師としてのキャリアがスタートです。

 

勤務時間は朝8時30分スタートで終わるのは18時頃、特に残業もなく土日休みの普通のサラリーマンのような生活でした。給料(報酬)は5%の完全歩合制でした。電話をかける場所は普通のテナントビルの一室でした。テナントは2~3ヶ月で引っ越します。服装はスーツでなくてよかったです。

 

最初にまずやるのは、電話をかけるセリフが書いてあるマニュアルを頭のなかに入れ全体像を理解することです。それを同僚の人たちを真似ながら実際に電話をかけて覚えていきます。人生で初めての電話仕事なので、慣れるまで苦労しました。

 

このマニュアルに関しては、別の記事で詳しく書こうと思います。

 

完全歩合制なので頑張らないと収入がないので必死にやりましたが、同僚の人たちも自分の仕事がありますし、手取り足取り教えてくれるわけではありませんでした。なので私は仕事ができる人をよく観察し真似をするようにしました。

 

最初の2週間は全くダメで入金はゼロ。このままこの仕事を続けてもできるようになるのか不安になりましたが、同僚の人たちはバンバン入金をあげていたので、この人たちができるなら私にもできると自分に言い聞かせて頑張りました。

 

すると、諦めずに続けていた結果が少しずつですがでるようになり、最初の給料は約10万円程もらえました。今考えるとかなり少ない額ですが、16歳の私には納得できない金額ではありませんでしたし、何よりもこの仕事への手応えを感じていたので、来月はもっとイケるとやる気に満ちあふれていました。

 

ちなみに同僚の人たちの給料は、300万円を超える人が2人、200万円を超える人もいて、少なくても私を含めて3人いた新人以外は100万円以上をもらっていました。この事も私をやる気にさせていました。

 

未公開株詐欺を始めて2ヶ月目、出だしから私は好調で、少額ですが毎週入金をあげられるようになりました。新人3人の中では私が1番だったので、同僚の人たちからも認められ、飲みに連れて行ってもらったり色々とかわいがってもらいました。

 

仲良くなっていき話を色々とする中で、私たちのやっていた未公開株詐欺では、アポイントを取る人と入金させる人とで役割分担をしているのですが、その役割によって歩合が違うことがわかりました。

 

私たちアポイントを取る人は5%、入金させる人は10%で、私も早く入金させる方に行きたいと当然ながら思いました。アポイントから入金まで全て自分で行えば、合わせて15%の歩合で給料をもらえます。100万円以上もらっている同僚の人たちはこのシステムのおかげで、低い歩合制の給料のなかでも高収入を実現させていたのです。また、残りのお金は全部上の人たちに持っていかれるので羨ましく思いました。

 

そして2ヶ月目の給料は100万円はいきませんでしたが、50万円は超えることができ、ついに来月からは入金のやり方を教えてもらえることになりました。相変わらず同僚の人たちは100万円以上もらっていました。高級時計を買ったりしているのを羨ましく、また、悔しく見ていました。

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