逮捕起訴

【負の連鎖】掛け子の事がバレた

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捜査機関のやり方に腹が立っていた私でしたが、一刻も早く裁判を終わらせたかったので、供述できる部分についてはどんどん調書を作成していっていました。


このままいけば執行猶予で出られるなと余裕が出てき始めた頃、また悪いことが続けておきてしまいます。また私の周りの人間が逮捕されたのです。

 

今回の逮捕された知人は、前回の友人の時と違って事件に関わっていました。しかも私と一緒に掛け子をしていました。はっきり言ってかなりヤバイです。

 

前回と同様に私も再逮捕されたのですが、逮捕状を見た時かなり動揺しました。ついに掛け子のことがバレてしまったかと。こうなってしまったら、もう腹を括るしかありません。

 

一応弁護士と話をしましたが、やはりかなり厳しい状況でした。その逮捕された共犯が否認しきったらなんとか乗り越えられそうとのことでしたが、その人物のことが分かる私はそれは望めないことをわかっていました。

 

取調べで黙秘をしきる根性があるやつではありません。これはもうしょうがないことで、むしろ、もしもの時のことを考えて人を選ばなかった私自身の責任でした。

 

私は取調べで黙秘をしていましたが、約20日後また再逮捕されその勾留期限がきた日に案の定起訴されてしまいました。これで私の執行猶予で釈放されるという計画が潰れてしまいました。もう懲役に行くことが決定です。

 

本気で執行猶予を狙っていたので、もう本当に落ち込みました。これから裁判が終わったら刑務所に行って何年も過ごすのかと考えると、まともな精神状態ではいられませんでした。

 

もうこの時点で1番最初に逮捕されてから約6ヶ月も経っていて、心身ともに限界にきていました。そんな時に現実を受け止めるには時間がかかりました。

 

私がある程度落ち着いてから、証拠書類のコピーを取ってもらい郵送で送ってもらって共犯の供述調書を確認すると、かなり事実ではないことが書かれていました。これをそのままにすると事実として裁判の判断材料である証拠になってしまうので、違う部分は『不同意』にしました。

 

この『不同意』というのは、検察側が出してきた証拠書類の中に被告人が同意できない部分がある場合に、黒塗りにして裁判官に見せないようにできることです。裁判で私が不利になるような事実とは違う部分は全て『不同意』にしました。

 

この作業は1枚1枚の供述調書を確認しなければいけないので、証拠書類が増える度にやらなければならず大変でした。

 

そしていつまでも落ち込んでいるわけにもいかないので、私も掛け子のことについて認めて供述を始めました。弁護士もここまで共犯にチンコロされたんじゃ、否認するのは得策ではないとの意見でした。

 

この時から私は、執行猶予を狙う戦略から少しでも懲役に行く年数を減らす戦略へ変えました。現実を逃げずに見て受け止めることができて、人として強くなれたと思います。

 


 

 

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