逮捕起訴

供述を始める

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初公判が終わった数日後に、弁護士から郵送で共犯の供述調書などの証拠書類が届きました。その共犯の供述調書を見て話の辻褄が合うように供述を始めました。

 


共犯によるチンコロで警察にバレているのは出し子の事だけだったので、弁護士との面会の時に相談をして、出し子の斡旋についてだけ供述をすることになりました。

 

調書作成というのは本当にめんどくさくて、事件のこと以外にも事件当時の生活環境のことや、交友関係、生い立ちについての調書を作成しなければなりません。事件についての調書よりも先にこれらの調書を作成します。

 

なので供述を始めたばかりの最初の頃は、これまでの自分の人生を振り返ることができたいい機会になりました。後から振り返ってみると人生のターニングポイントがいくつもあり、後悔をしていない部分と選択を間違えたなと感じる部分両方ありました。

 

そして1週間程経った頃、いよいよ事件についての取調べと調書の作成が始まりました。事件についての調書の作成は、様々な角度から事件のことを見る形で何種類も調書を作成します。

 

まずはどのようにして事件に関わるようになったのか、そして共犯者との関係、事件の流れ、事件で得る報酬などを細かく説明して調書にしていきます。

 

私は証拠書類の共犯の供述調書の話の通りに供述していきました。一部事実ではないところもあったので少しだけ訂正はしましたが、話の流れは合わせました。

 

こうして順調に取調べが進んでいたのですが、そんな時にまた新たな逮捕者が出てしまいました。その逮捕された人というのは、私がオレオレ詐欺で使うマンションの部屋や私が住んでいたマンションの部屋の契約などを、他人名義で用意してくれていた不動産屋の人でした。

 

刑事からこのことについて問い詰められましたが、もちろん他人名義で契約したマンションを斡旋してもらっていたなんてことはいえませんので、何も答えないで結局また黙秘に戻ってしまいました。

 

不動産屋が逮捕されたことを聞いてからすぐに弁護士を呼んで相談をしました。やはり『このことを供述すると掛け子の話へつながっていくため不利益な結果になる』とのことでしたので、とりあえず様子見で黙秘を継続することにしました。

 

そして約2週間後、その不動産屋が再逮捕されました。不動産屋は否認をしているみたいで、そのため再逮捕されてしまったそうです。私と不動産屋が供述しなければ起訴できないと弁護士はよんでいたので、何があっても供述はしませんでした。

 

取調べでは間接的な嫌がらせなどもありましたが耐え抜いて、再逮捕されてから約2週間後に不動産屋は無事に証拠不十分で釈放となりました。これで掛け子の事が警察にバレることはないだろうと私は一安心しました。

 

このように逮捕されても複数人にチンコロされない限り、供述を一切しなければ再逮捕こそされても、証拠不十分で釈放されることが可能です。悪いことをしている人たちはもし逮捕されても、基本的にこのパターンで起訴されることなく釈放して生き残っています。

 

それなのにチンコロをするような人は、刑事に脅されてビビっているような臆病者です。供述しても罪が軽くなるわけではないので、それなら釈放される可能性のある黙秘を選ぶのが普通だと思います。

 

ビビって自分だけのことしか考えずに冷静に物事を見られなくなり、仲間を売ったらもう終わりです。そんなやつに未来はなく居場所はなくなります。

 

私が言いたいのは、自分の犯した罪を反省するなら自分自身で責任を負う事が大事ということです。共犯の事をチンコロして他人のせいにして罪の責任を押し付けるのは違うと思います。自分自身で選択した道なのですから、最後まで責任を持つべきです。

 

これは犯罪のことだけではなく、人生全てに当てはまると思います。自分で選んだ道を自分の責任で歩んでいくことが大事だと思います。


 

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