逮捕起訴

【逮捕】ついにオレオレ詐欺で逮捕

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定期的に多少の休みをもらっていましたが、16歳からの約4年間オレオレ詐欺をし続けていた私は、20歳の時に逮捕されてしまいます。

しかし逮捕された時私は驚きはなく、やっと来たかという気持ちでした。

 

それは、オレオレ詐欺に関わっていた人間が次々と芋づる式に逮捕されていっていたからというのと、オレオレ詐欺をやることに心身ともに疲れていたからです。

 

しっかりとしたオレオレ詐欺グループ・組織であったなら、共犯者に名前を言われて捕まるということはなかったと思います。ただ私のいたオレオレ詐欺グループ・組織はこの頃分裂したり裏切りがあったりでぐちゃぐちゃの状態でした。

 

通常オレオレ詐欺グループ・組織がしっかりとしていればこんなことは起こらないのですが、こんな状態でしたのでガバナンスが上手くいかずチンコロ(共犯者の名前を警察に供述すること)をされてしまいました。

 

次々に共犯者が逮捕されたという情報を聞くうちに、警察が段々と私に近づいてくるのを感じていました。でも疲弊しきっていた私には逃げるという選択肢はありませんでした。

 

もう全てを受け入れていたといいますか、悟りを開いていた感覚でした。

 

この時はもうオレオレ詐欺をやっていなかったので、当時付き合っていた女性の家に住んでいたのですが、夕方に起きて外出しようとした時にエレベーターホールに刑事がいて、扉が開いた瞬間に囲まれて逮捕されました。

 

私を逮捕しに来たのは九州の警察の刑事だったので、手錠されたままタクシーに乗り羽田空港まで行きました。羽田空港敷地内にある警察の施設内で飛行機の時間まで待機していたのですが、この時に買ってもらったコンビニの弁当とお茶をいただきました。

 

この食事代は500円までという決まりがあるそうです。逮捕されたばかりということもあり、全然美味しくなかったです。この時に虚しさを感じたことをよく覚えています。

 

飛行機の時間が来たら、気遣いで一般の方が搭乗するよりも先に乗らせてもらいました。一般の方が通れない関係者用の通路も通らせてもらいました。座席も極力目立たないようにという配慮で最後列でした。もちろん飛行機の中でも手錠はされたままです。

 

九州の空港についた時は今度は逆で、最後に飛行機を降りました。通路も目立たないようにしてくれると思っていたら、九州の空港だからか一般の方と同じ通路を通っていったので、夜とはいえかなり目立ち恥ずかしかったです。

 

そこからすぐに警察車両に乗り込み警察署にむかいました。2時間ほど車に揺られるなか、窓から見た周りの風景は都会とは全くちがくて寂しく思いました。

 

私たちの事件の捜査本部のある警察署に着いた時はもう夜遅かったこともあり、罪状認否の調書を作成しただけで終わりました。この警察署の留置場に入れられると思っていたのですが、共犯がいるので別の警察署の留置場に入れられるとのことで、また1時間ほど車で移動しました。

 

その留置場に着いたら荷物の確認をして、自分で持てる物と管理してもらう物とに分けました。留置場に入るものは、着替えの衣類と歯ブラシとタオルと書籍くらいです。

 

飛行機と車での移動で疲れていた私はすぐに寝れましたが、留置場の中というのは本当に孤独を感じ不安になるので、翌日からの生活がとても嫌でした。

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