逮捕起訴

【人質司法を体験】留置場に1年勾留される

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ついに掛け子のことが警察にバレてしまい供述を始めた私でしたが、ここからが地獄でした。黙秘せずに取り調べに応じていれば、すぐに取調べも裁判も終わると思っていたのですが、なぜか1年以上留置場に勾留されたのです。

 

私は結局起訴されたのが、約30件で被害総額は約6000万円でした。起訴できる証拠がなかったため、2~3ヶ月の間のオレオレ詐欺の分しか起訴されませんでした。

 

供述調書も1件ずつではなくて、まとめられるところはまとめて刑事もなるべく早く取調べを終わらそうとしていました。その間月1回のペースで裁判も行われていたのですが、検察官の準備ができていなくて、証拠調べまでいかずに罪状認否だけという状態が立て続けに起きていました。

 

裁判は行われているけど実際には全然進んでいないという状態だったのです。

 

こんな感じだったので刑事の取調べが全て終ったのにも関わらず、まだ追起訴がされていないという状態でした。しかも、こんなタイミングで検事が移動で変わったので余計裁判の進みが遅れました。

 

これだけでも腹が立ちますが、もう事件について認めて供述をしていてすでに取調べを終えているのに、保釈が認められませんでした。

 

刑事の取調べを終えてから何回も保釈申請を出したのですが、そのたびに保釈却下されました。その理由は

 

 

  1. 逃亡のおそれがある
  2. 証拠隠滅のおそれがある

 

でした。

 

まず1の逃亡のおそれがあるについてですが、そもそも何のための保釈保証金かということです。

 

この保釈保証金というのは保釈してあげるから裁判の時には裁判所に来てね。その保証として裁判が終わったら返すからお金を預けてね。という制度です。

 

この制度があるのに保釈却下の理由に逃亡のおそれがあるっておかしくないですか。逃亡させないための保釈金でしょって話ですよ。

 

そして2の証拠隠滅のおそれがあるについてですが、『もう捜査終わってますよ!』ってツッコミを待ってるんですかね。捜査終わってるのに証拠隠滅する意味ありませんよ。

 

このように日本の司法の問題点としてよく言われる人質司法ですが、私も実際に体験しておかしいと思いました。

 

裁判が終わるたびに保釈申請を弁護士に出してもらっていましたが、結局1年以上留置場に勾留されることになりました。私はただの嫌がらせにしか感じませんでした。

 

私は罪を犯しましたが、だからといって適当な理由がないのに勾留してもいいのでしょうか。私は周囲の人間に協力してもらい全額の被害弁償もしましたし、この罪に対する対価は刑務所で果たします。判決が言い渡されて刑が確定するまでは未決の立場です。

 

犯罪者は一般社会と隔離してしまえと言われているような気がします。こういう人たちにとって寛容な社会ではないから、居場所をなくして再犯をしてしまうと私は思います。

 

弁護士も刑事も1年以上留置場にいるのは珍しいと言っていました。このようなことが実際に起きていることを少しでも多くの人に知ってもらって、人質司法がなくなればいいなと思います。

 

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