逮捕起訴

本格的な取り調べがスタート

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留置場生活の3日目(送検後)からが取調べの本番です。いよいよ事件について色々聞かれます。勾留延長が決まった昨日から数えての20日間(正確には10日ごとに延長されます)の間がとりあえずの勝負です。

私は起訴されないようにするために、また早く釈放されることを望んでいたので、否認と黙秘をひたすら続けていました。刑事からは色々と言われ話をするように言われましたが、頑なに拒否をしていました。

 

そうすると向こうもこちらも話す内容がなくなるので、取調室はとても静かになります。地獄です。

 

取調べには刑事が2人つくのですが、面と向かって無言で朝から夜まで取調室で過ごすのは、重苦しい雰囲気で精神的にキツイです。でも黙秘を貫き通せば証拠不十分で釈放になるかもと思っていたので、それだけが私の心の支えでした。刑事との根比べです。

 

この勾留期間中に取調べ以外にやらないといけないことは、写真撮影と指紋の採取です。これは強制で逮捕されたら必ずやらなければなりません。

 

写真撮影は数字の書かれたボードを持たされて、正面と側面、左右両方の斜面から撮ります。メガネをかけている人はかけていないバージョンの写真も同じように撮ります。

 

指紋採取は左右10本の指を各1本ずつ右から左へ回転させながら、コピー機みたいな機械を使って行います。指を取り終わったら最後に手のひらを両手取って終わりです。

 

この写真撮影と指紋採取とは別でDNAも採取するように言われますが、これは強制ではないので拒否することができます。私はもちろん拒否しました。なんかDNAを採取されるのは嫌ですよね。

 

警察に逮捕されてからの取調べで供述を拒否したり否認したりしていると、ポリグラフ(嘘発見器)にかけられることになります。(事件にもよると思いますが)

 

私の場合はいきなり取調べの最中に、『ポリグラフの検査をやってくれ。嘘ついてないんだから別にいいだろ。』と言われました。初めてのことだったので驚きましたが、これも警察は強制できるものではありませんので、私は拒否しました。

 

DNAの採取もポリグラフも拒否できることを知らないで受けてしまう人もいるので、これは警察側の説明不足だと思います。さも受けて当たり前のように言うので強制だと勘違いしてしまうのです。自分が疑いをかけられている事件にDNAが関係ない場合は、断るべきだと思います。

 

ポリグラフを断ったら、『せっかく用意して専門の人に来てもらってるのに』などと言われますが、関係ありません。被疑者にも権利があります。

 

私は疑いをかけられている事件を実際にやっていた立場ですので、こんなことを言う資格はないのかもしれません。しかし、もし事件を起こしていないのに逮捕されて、苦しんでいる人がいたらと考えると、知っていてほしいです。

 

逮捕されて否認・供述を拒否していると、必ずと言っていいほど勾留は20日間延長されます。取調べでは狭い取調室の中で刑事2人に罪を認めるようにひたすら言われ続けます。でも本当に事件を起こしていないのなら苦しくても認めたらダメです。

 

私みたいに事件を実際に起こしていても、家族や大切な人など守りたいものがあるとか何か理由があるのなら供述をしなくてもいいと思います。黙秘や否認をしていても捜査は進んでいますし、自白の調書がなくても検察は起訴できます。

 

ただ自白の調書がなかったら起訴するための書類を用意するのに警察が手間がかかるから嫌がるだけです。だから自分自身で何を話して何を話さないかを決めましょう。自分のことなんですから。

 

このようにして私は勾留期限が切れる日まで留置場で過ごしました。

 

証拠不十分での釈放を夢見て・・・


 

 

 

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